片隅乙女ワンスモア 夏休み+海+女子高生は青春か
夏休みで恋愛もので女子高生が可愛くて海があったら最高なんだって漫画がありました。
ループする夏休みに世界の命運をかけて主人公が頑張るお話です。
夏休み×ループときくと「シュタインズゲート」や「ひぐらしの鳴く頃に」のようなシリアスを思い出しますが、こっちは結構ゆるいです。
なぜなら目的は「好きな男の子に告白される」というものだからです。
主人公は子供の頃好きだった少年に夏休みの間再開します。
その少年は子供の頃おぼれかけた自分を助けてくれた女の子にお礼を言いに来ていたのですが、その少女が自分とは言えず、想いも告げられなかった主人公は願いがかなうと言われている玉手箱をあけ、彼が自分を好きになってくれるよう願いました。
しかし、それは願いをかなえる訳ではなく、封印がとかれ町は海に沈むようになってしまった。
それならさっさと自分の正体を告げて恋愛成就すればいいんじゃ、と思いますがそこが難しい。
なぜなら彼に告白するではなくされなければいけないから。
告白すればいいってもんじゃない。
彼に好きになってもらうようアプローチしなきゃいけない。
かなり奥手な主人公は空回りもするし、彼とまともに話せない。
しかも、ファーストコンタクトが最悪、苗字が一緒なので彼は自分の恩人が美人な姉の方だと主人公の前で期待しちゃう。
主人公それきいて自分だと言い出せない。
じゃあ恩人が自分だといえばいけんじゃねっと期待するが1ループ目5日かけて自分がそうだと言えても、彼は感謝の言葉を述べただけで、告白はしない。
まあ、でもそのアドバンテージを生かして自分からどんどんアプローチすればいいだけなんですけど、ヒロインはそれができないんですね。今までそういう経験がないから。
正直見ててかなり、じらされます。だって全然話しかけれないんですよ、夏休みが終わる前に、成就しなければ世界は滅ぶのに。でもそこが見てて楽しい。
だって夏で、恋する女の子ってだけですごい絵になるから。
この漫画すごい雰囲気がいいんですよ。
夏休みの明るさと、女の子が可愛いせいで、世界が滅ぶっていう危機感を忘れさせるぐらい見てて楽しい。
好きな男の子のために空回りしても一生懸命な不器用な女の子はとても可愛いです。
さらに、そこに夏という背景をいれるとさらに綺麗になる。
さらにさらに、恋愛が叶うまで夏休みは終わらない。
もう夏ってだけで青春の憧れなのに、これでもかってくらいキラキラした青春の良さが詰め込まれてます。そんないいところをずっと見ていられる、夏休みに読むにはピッタリな漫画でした。