アニマガのできることのために

アニメマンガ大好きなので、好きなアニメマンガについて紹介、語るブログです。

鉄コン筋クリート見ました 早いうちに感想の殴り書き

ピンポンにどはまりした自分は、この作品がずっと気になっていて、今日やっとまとまった時間があり見れました。

 

予告を見た第一印象はなんかすげえ、という陳腐なものだったんですが、

見た後の感想はそれ以上に、予想以上になんかすごかったというさらに陳腐なものでした。

 

いやあ、すごい見入ったけど、見てて楽しくならない作品は、久々でした!!!!

基本的に映像がすげえ動くし、救われない大人でいっぱいですよ、

あと単純に子供が苦しんでるのってこたえる、でも見れてよかった。

 

この作品は、パット見て楽しむよりは暗示されているシーン一つ一つを考え楽しむ何回もみて楽しむ作品だと思ったので、まだ一回しか見てなく読解力の乏しい状態で、でもせっかくだから感想を書こうと。

 

この作品の一貫したテーマは自由への賛歌なんじゃないかと見ている間思いました。

 

主人公は子供二人で、変化に逆らうクロと自由なシロ

 

街が開発で変わっていくのを否定するやくざのネズミは、部下に殺されましたし、

俺の町だと主張するクロも死に掛けます。

環境の変化というか、神様という大きな力に逆らわない、つまり自分らしくあろうとすることの尊さと、他者への愛情の素晴らしさ、を環境の変化と、不自由な大人と、自由になれない子供と、自由な子供の姿を通し表現しようとしてたんじゃないかと思うのです。

 

なんか、こうして書くといい感じのこと言ってて頭悪そうだけど、

用は、子供は純粋であり、大人は難しいということだと思うんです。

でも、子供は大人になる変化をするし、環境も変わっていく、そのうえで生きて行かなきゃいけない、そのためには何が必要か、ネズミが言っていた愛と誠であり、変化を受け入れるってことである。

 

この作品、すごい落下するシーンが多いですが、ゆらゆらと落下するシロに対して、飛ぼうとするクロ。最後のシーンで、シロに会う時に、落下して現れるクロはシロが大事であることを認めた、つまり自分を受け入れたってことだと思いたい。

 

最後の精神世界は絵に圧倒されて演出の意味を考えられず、最後の終わりに戸惑いもしましたが、すごい映像美であることは間違いないし、見て損はなく、むしろ楽しかったです。

あ、後最後のアジカンの明るい歌に、救われたのもおおきい。

この二人の少年の物語は明るくなったって気がしたから。